歌舞伎町シノギの人々|家田荘子|おすすめ小説ランキング

歌舞伎町シノギの人々|家田荘子

歌舞伎町シノギの人々|家田荘子 辛口感想

 

ご存じ「極道の妻たちへ」の家田荘子さんの歌舞伎町ノンフィクション。

 

作者が魅せられた「歌舞伎町」で生きている人たちのカタギでない人たちの生々しい生き様がわかる作品。

 

本来出会いたくない「麻薬の元締め」、「ヤクザの組長」、「外国人の売人」、「闇金経営者」、武闘派ヤクザ」。出会うことのない「月収500万円のキャバクラ嬢」、「ホテトルの美人社長」、「現役OLヘルス嬢」。

 

そんな人たちの日常生活が本当に生々しい。

 

脇道にそれた生き方をしても、その人たちも所詮自分たちと同じ人間。そうした人たちを理解することはできないですが、でも、ひとつ近づいた気持ちにさせるノンフィクションでした。

 

裏社会にいても、惚れた女性も入れば、子供もできる。外国である日本に来て犯罪を犯しても本国に送金してどうせ自分は終わっていると思っても、将来、家族で幸せになろうと、つかの間の幸せの瞬間がある。

 

あるイラン人の売人モハマドと売春婦のパトリシア。彼らの家に行くと、お腹の大きな売春婦のパトリシアが出迎える。妊娠直前まで客をとっているパトリシアだが、モハマドもそれがいいとは思っていない。急に不機嫌になる。しかし、子供の話をするとモハマドの表情の明るくなる。パトリシアの手を取って微笑んで見つめ合う瞬間をみて、逞しく生きている2人を前にして、感激なのか同情なのかわからない涙がでるが、2人にはそんな涙は必要ない。そんな作者の感想はノンフィクションとして読んでいるものに何とも言えない共感を与えてくれています。

 

時間がこのまま止まっていてくれたら−。読んでいて本当にそう思う自分が不思議に感じられました。

 

ノンフィクションはあまり読んでいなかったのですが、ノンフィクションのよさ、つまり読者に伝えるという文字の力を本当に感じました。

 

さすがです。

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評価

コメント

裏社会ノンフィクション小説 歌舞伎町シノギの人々

ノンフィクション作家の生活がわかる。最近では珍しい作品。新作ではなく中古品のみ。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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