アヒルと鴨のコインロッカー|伊坂幸太郎|おすすめ小説ランキング

アヒルと鴨のコインロッカー|伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー|伊坂幸太郎 辛口感想

 

 

(Kindle版)

第25回吉川英治文学新人賞受賞作品。

 

「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、たった一冊の広辞苑――四散した断片が描き出す物語の全体像とは?清冽なミステリ。

 

まず、気に入ったのが、決して多くの場面ででてくるわけではないのだが、ボブ・ディランの曲が物語の重要な役割をになっているところがよかった。最後まで、伏線となって、粋な感じがした。

 

引っ越してきた、椎名が影のあるドルジとの出会い。「一緒に本屋を襲わないか」といったかなり突飛なストーリ展開。いくつかの感想をWebサイト上でも見ましたが、ここで不自然さを感じる方もいるようです。でも、私は不自然さを感じるまでもなく、ストーリーに入ってしまい、謎が残る次の展開を期待するように先に進んでしまいました。

 

亡くなった琴美のペットショップ店長である麗子が登場してから、物語は佳境に入っていく。河崎の本当の姿がわかった展開は、結構衝撃を受けてたのですが、それ以上にボブディランの「神様に見ないふりをしてもらおうよ」という歌詞を耳にした時、暴力や殺生ができないブータン人であるドルジの心境が変わるところはさすがだなぁと感心しました。

 

そして、信条に封印をして復讐を行ったところは不思議とスカッとした気分になりました。

 

最後に、コインロッカーにラジカセを入れて、ボブディランの「風に吹かれて」を流し続けて立ち去るシーンは、一番印象に残りました。

 

非常にいい小説だと思います。

分類

評価

コメント

ミステリー小説 アヒルと鴨のコインロッカー

突飛なストーリーだが、インパクトがあってなぜかスカッとする快作。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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