六本木デッドヒート|牧村一人|おすすめ小説ランキング

六本木デッドヒート|牧村一人

六本木デッドヒート|牧村一人 辛口感想

殺人を犯し、八年の刑期を終えて出所した元風俗嬢の笙子。これから静かに暮らそうとしていたところ、かつての恋人・加治が銃撃事件を起こして逃亡中であることを知る。加治は関東最大の暴力団・浅尾組のフロント企業から十億円の金を騙し取り、行方をくらませていた。元恋人の笙子は事件への関与を疑われ、複数の勢力から身柄を狙われる。身に覚えのない笙子は疑惑を晴らすために浅尾組の会長と直談判をするも、その後も身柄を狙われ、ついには奇妙な集団に拉致されてしまう。その後命からがら、なんとか窮地から脱出した笙子は、ようやく背後にある複雑な事情を理解する。そして自らの身を餌に、加治の手下・御厨をまず誘い出し、さらに加治に近づこうとしたが……。企みは成功するのか? そして十億円の行方は? 殺人の前科を持つ元風俗嬢という、ハードボイルドの新しい主人公を造形、スピード感あふれるストーリーテリングも絶賛された、第十六回松本清張賞受賞作。

 

元風俗嬢の笙子、かつての恋人だった加治、そして笙子のもとに次々と近づいてくる男たち。とにかくスピード感がテンポよく、「デッドヒート」という言葉がぴったりきます。

 

本人はその気はないのに、なぜかその問題の中心になってしまう。様々なことに巻き込まれながらも生き延びる展開は、大沢在昌的な展開を感じさせてとてもよかった。

 

但し、スピード感に関しては本作の方がとにかくテンポがよく、心地よかった。

 

また、笙子にかかわる男も、器の大きな人間から小心者のヤクザまで様々な人間模様がちりばめられていて、飽きさせない作品となっていました。

 

ちょっと難があるとすれば、大沢作品と比べると、考えさせられるような心の奥底に残り続けるような何かはなかったような気がします。

 

つまり、娯楽として十分に楽しめたのですが、もう一度読み返したいかと言えば、それほどでもありませんでした。

 

ただ、娯楽は嫌いではないので、久しぶりにドキドキして一気に読み進んだ物語でした。

分類

評価

コメント

ハードボイルド小説 六本木デッドヒート

スピード感溢れる女性主人公のハードボイルド。主人公のインパクトがなぜか残ります。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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