名もなき毒|宮部みゆき|おすすめ小説ランキング

名もなき毒|宮部みゆき

名もなき毒|宮部みゆき 辛口感想

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、トラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村は、振り回される。折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心に巣食う毒を圧倒的筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。杉村三郎シリーズ第二弾。

 

宮部みゆきの人間描写が映える杉村三郎シリーズの第二弾。

 

今回は、前作よりも若干サスペンス色が強くなっていて、人間描写に加えて物語自体の面白さも加わっています。

 

アルバイトでトラブルメーカーであった原田いずみの執拗なストーカー行為。世間で注目を集めている連続毒殺事件。そしてそれに関わる親子、癌で余命わずかな私立探偵…。

 

第一弾くらべて、ひとつひとつがひとまわりパワーアップされ、エンターテインメント性が増したものとなり、読むスピードもアップする作品となりました。
ただ、原田いずみが杉村や兄、そして家族に怒りを持つ心情がなんとなく理解できるのも著者の描写力ではないかと思います。自分が好きだったり、尊敬している人がいても、その人が自分よりうまくいっていたりすると、尊敬が嫉妬に変わりそして怒りや恨みに変わってくる。そしてその怒りを体現することで、人を陥れる行為に変わる。ちょっと恐ろしいですが、身近にきっとありそうな展開。

 

また、連続殺人犯として疑われる被害者の娘。最初はありえないと思う杉村だったが、殺された父との関係が次第に明らかになっていき…。

 

「毒」という表現をうまく伝えてくれました。知らないうちに徐々に侵食して心を蝕み壊していくもの。

 

楽しめました。

分類

評価

コメント

サスペンス小説 名もなき毒

杉村三郎シリーズ第二弾。第一弾にも引けを取らない素晴らしい作品。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

読書好きのための良いものグッズ

『美月幸房』
ブックカバー 帆布製


Beahouse
ブックカバー/ブラック


Beahouse
ブックカバー/マーブルブラック


リサイクルレザー文庫版
ブックカバー/キャメル


etranger di costarica
ブックカバー四六判/ブラック


ワールドCP
ブックカバー文庫版/ブラック


レイメイ藤井
ブックメイト/ブラック


フランク・ロイド・ライト
ブックマーク MoMA


ブックダーツ
チョコラベル75個ミックス


名もなき毒|宮部みゆき|おすすめ小説ランキング関連ページ

レベル7|宮部みゆき
レベル7|宮部みゆき|おすすめ小説を紹介します。
模倣犯|宮部みゆき
模倣犯|宮部みゆき|おすすめ小説を紹介します。
誰か―Somebody|宮部みゆき
誰か―Somebody|宮部みゆき|おすすめ小説を紹介します。

 
おすすめ小説TOP 掲載小説一覧 プライバシーポリシー お問い合わせ