69 (シクスティナイン)|村上龍|おすすめ小説ランキング

69 (シクスティナイン)|村上龍

69 (シクスティナイン)|村上龍 辛口感想

 

1969年。安田講堂事件が起き、東大は入試中止。アポロが月に行き、ビートルズが「アビーロード」を、ローリング・ストーンズは「ホンキー・トンク・ウイメン」をリリースした。ベトナム反戦運動が高まり、基地の町・佐世保で、僕は高校をバリケード封鎖した―。明るく楽しく生きる青春のエネルギーに満ちた日々を描いた永遠の古典。

 

著者の自伝的小説で、1969年の佐世保に暮らす17歳の高校生の青春を描いた作品。

 

先生などの体制側の人間を「悪」、生活を楽しく謳歌する自分たち側を「善」として描かれている本作品はわかりやすく読んでいて爽快な気分になります。この構図は、「愛と幻想のファシズム」に通じるところはあるのですが、ストーリーは徹底的に明るく陽気に描かれている点が全く違うところ。

 

冒頭から楽しませてくれる。

 

モテたいしヤリたい、楽しいことだけをしたい。それだけしか考えてない田舎のバカ高校生達の家出、バリ封、フェスティバルと次々とテンポよくイベントが始まっては終わる。

 

ウル覚えだが、あとがきに著者が書いていた内容が印象的でした。
「当時楽しんでいなかった者たちは徹底的に悪く書いた。自分が楽しむことが復讐だった。私は、自分の笑い声を今でも聞かせるつもりだ」というような内容だったと思います。
主人公のケンはその通りに生きている。私は、この本を読むと心の底から元気が出るとともに、祭りの終りの切なさを感じます。このところは読んだ人でないとわからないかと。

 

良く書かれているケンの仲間たちは、ケンも含めて本当に純粋な心をもった仲間。そんな仲間がいること自体羨ましくなるのですが、仲間との友情物語ではなく、ひとりひとりが際立った個性をもった最高青春ストーリーだと感じました。

 

本当に、みんなに読んでほしい一冊です。

分類

評価

コメント

青春小説 69 (シクスティナイン)

痛快で、ヘビーで、懐かしくて、嬉しくて…元気をもらえる傑作。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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