悪の華|新堂冬樹|おすすめ小説ランキング

悪の華|新堂冬樹

悪の華|新堂冬樹 辛口感想

シチリアマフィアのドンの息子ガルシアは、仲間の裏切りにより家族を皆殺しにされてしまう。祖母の生まれ育った国、日本へ―。その心には、燃えるような復讐への思いが滾っていた。日本の裏社会で類い希な戦闘能力を買われたガルシアは、山王寺組若頭・不破の暗殺を請け負う。が、不破もまた非道極まりない殺人マシーンだった…。凄絶なピカレスクロマン。

 

主人公であるガルシアがものすごくかっこよく描かれていて、新堂冬樹の黒新堂作品にしては、読んだ後の後味は悪くありません。

 

作者は、グロテスクな悪を中心に描く作品群である「黒新堂」と、それとは真逆なストーリー展開である純愛ストーリー作品群である「白新堂」があります。私は、個人的に「白新堂」はあまり好きではありません。

 

「黒新堂」も昔作者が働いていたというわれている闇金などの話が多く、その被害者の描写が救われないほど悲惨にかかれているため、結構読むのに気合いがはいりますが、この小説は、割と楽しく読ませてもらいました。

 

前述したとおり、ガルシアはシチリアのマフィアとして育てられ、マフィアのなかでも高い戦闘能力を持つ彼のストイックさが正義の味方的に映るように描かれていることろが読みやすかったのかと感じます。暗殺のターゲットである不破に関しては、これ以上ないと言っていいほど、完璧な悪役として描かれているところもガルシアが引き立つその要因でしょうか。

 

ガルシアのイタリアでのシーンは結構いいものがあったのですが、ガルシアの日本での行動がちょっとなじまない感があったというのが残念なところです。ここらへんの中だるみがちょっち否めませんでした。

 

ただ、後半は作者らしい展開となり、私的には、満足した作品でした。

分類

評価

コメント

ピカレスクロマン小説 悪の華

グロテスクな悪を描く作者の中では正義と悪がはっきりしたスマートなストーリー。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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