私という運命について|白石一文|おすすめ小説ランキング

私という運命について|白石一文

私という運命について|白石一文 辛口感想

大手企業のキャリアである亜紀の29歳から40歳までを描いている小説。彼女の社内恋愛相手との別れ、福岡への転勤、そこで知り合い将来を誓った男性とのふいの別離、心臓病という爆弾を持ちながら結婚した弟の妻の物語など、主人公の身の回りの出来事を交えて、運命がどうなっていくか考えさせられるストーリー。

 

女性である主人公のそれほど波乱万丈とも言えない人生に、なぜか運命の残酷さや慈悲深さがひしひしと伝わってくる名作でした。

 

この小説を読むと人生や運命について考えたくなてきます。

 

運命は決まっているのでしょうか。誰と出会って、結婚して、その子供ができて、どのように育っていくのか、すべて細かく決まっているのか。答えはNOだと思います。

 

アカシックレコードというものがあります。人智学の創始者、ルドルフ・シュタイナーが提唱した宇宙の彼方に存在する全宇宙の過去から未来までのすべてのことが書かれた記録だそうです。そういう考え方もありだと思うし、みんなの細かい出来事は決まっているのかもしれませんが、あえてそんなことはないと言ってみます。

 

あの時、あの人と出会ったことで人生が変わった。
あの人と別れることははじめから感じていた、その通りになった。
これから、きっと運命の人に出会える。
自分の運命を変える友人に出会える。
自分の運命を変える恋人に出会える。

 

ちょっと違うと最近感じています。

 

人生には、選択があります。どの選択を選んでも必ずその未来があります。いい未来か、悪い未来かそれはわかりません。ですが、必ず、その先があります。

 

それは運命ではなく「必然」です。

 

運命はないと言いましたが、結果は決まっているような気がします。それは“幸せ”とか“満足”とか“充実”とか言うのだと思います。

 

誰かと出会う運命だったことは、いつの時代にも言われていたことかもしれません。それは結果論かと最近感じます。

 

それはそれでいいのでしょうが、それが正解かどうかは誰にもわかりません。

 

ただ、生きている限り、その過程をどう生きるかが重要なんじゃないかなぁと。
利己主義かもしれませんが、自分が一生懸命生きたことを誰かに見てもらいたいからじゃないかなぁと。

 

人は誰でも愛する人の中に自分を残したい、それ以上に、この世界に自分の生きた証を残したい。

 

本当に、本当にその通りだと思います。

 

すごく、良いものを読ませていただきました。

 

ありがとうございます。

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評価

コメント

恋愛小説 私という運命について

恋愛小説を越えた人生小説?傑作でした。特に女性には読んでほしい一冊です。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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