永遠の仔|天童荒太|おすすめ小説ランキング

永遠の仔|天童荒太

永遠の仔|天童荒太 辛口感想

 

 

 

 

主人公は、それぞれに精神的な問題を抱えていた3人、愛媛県松山市にある県立双海(ふたみ)小児総合病院の小児精神科に入院していたルフィンとジラフとモウル。

 

次々と男を引っぱりこむ母親に、情事の間、いつも押し入れに閉じこめられていて、閉所恐怖症、暗黒恐怖症にかかった、モグラの英語名から名付けれれたモウル。母親から煙草を押しつけられ、全身に煙草の火傷のあとがありキリンの肌のようなあとがある、キリンを意味するジラフ。父親からの性的虐待により、情緒不安定になり自分の体を傷つけ、自分の体が汚いと思いこんでいたルフィン。ジラフとモウルが初めて会った時に海に奴び込み、イルカを意味するドルフィンにかけて名付けれらたルフィン。

 

彼らは精神的な障害を持ちつつ17年後に再会する。

 

ジラフとモウルは、ルフィンの抱えていた闇を取り去ろうと、ある日、その計画を実行する。ルフィン=優希の父親の殺害である。しかし、その真相は、17年以上経ってからでないと明かされなかった。そのために、三人は見事なまでにかれらの人生に翻弄される。

 

子どもの頃のトラウマが大人になってからもそのトラウマに翻弄される物語はたくさんあるが、この物語はそのトラウマが17年もの間本当に長く三人を翻弄したかと思うとやりきれない気持ちになるほど、長い長い物語だったと思います。

 

本当に、本当に悲しく、読んだ後、ぽっかり穴が開いたようになった、珍しい本でした。

 

ルフィン=優希の家族の物語、ジラフ=梁平と奈津子、モウル=祥一郎と母まり子。それぞれの生活を送っているはずだったのだが、三人は運命のように再開する。

 

優希は、母親の遺書を読んですべての真相を理解する。そして、モウルもジラフももうトラウマに悩まされることはないと考えるが、時はすでに遅い。

 

ものすごく、寂しくなる本でしたが、真相が明かされたことが救われていると思います。

分類

評価

コメント

ミステリー小説 永遠の仔

長い長い小説ですが、飽きさせないすばらしい作品です。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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