ツナグ|辻村深月|おすすめ小説ランキング

ツナグ|辻村深月

ツナグ|辻村深月 辛口感想

ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。

 

ホームレスを夢見る会社員の最初の物語を読んで、一種のエッセイのようなものかと思ったのですが、連作ひとつひとつを読み進めていくうちに、グイグイ、というわけではないのですが、ジワジワと引き込まれていく自分がいました。

 

一話一話読みやすく、エッセイよりもちょこっと奥深いものがチラチラ見えてくるのと、たまにグッとくるところもありました。

 

一話一話の最後に、前のストーリーと何となく続いているところを表現しているのは、結構文才あるんだなぁと、失礼ながら思ったりもしました。

 

一番良かったのが、最後の展開が、一番最初の物語とつながってはいるのですが、最後のセリフは、最初のストーリーではなく、途中のストーリーで展開された物語であることが結構気に入っています。

 

最後まで読むと、誰がいったい誰だったのか見返してみたいと思う小説なのですが、それをしたところでどうなんだろうと思う不思議な印象がありました。

 

4つ星はあまりないのですが、この小説の一番よかったところ、読み返して、誰が誰だったのかというのを解明するより、読んだ後の爽快感が一番深いのではないでしょうか。

 

うまく表現できないのですが、普通ストーリーを解明して、「ああ、なるほど」というのを感じて、いとおしくなる小説が多いなか、読み返すより、何となく全部つながって、全員がまっすぐに一生懸命生きているってところが一番印象に残るものってあまりないのではないでしょうか。

 

読んだ後、少し経ってから良さがわかるような不思議な小説でした。

分類

評価

コメント

連作小説 ツナグ

淡々と語られるそれぞれの日常、でもみんなまっすぐで一生懸命で…。読んだ後少しして良さが増した一冊でした。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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