狐笛のかなた|上橋菜穂子|おすすめ小説ランキング

狐笛のかなた|上橋菜穂子

狐笛のかなた|上橋菜穂子 辛口感想

第42回(2004年) 野間児童文芸賞受賞作品。
上橋菜穂子さんの本ですが、初めて読んだのですが、感動しました。

 

小夜は12歳。人の心が聞こえる〈聞き耳〉の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の〈あわい〉に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる……愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。

 

まず、設定が非常に面白い。時代は明らかにしていないが古き良き時代の日本を舞台に、古来の日本風な霊的描写で物語が進んでいく。

 

感情や理性は残るが、主(呪者)に命を握られているため、服従せざるを得ない「使い魔」の野火。その設定が物語全体を通して何ともやるせない気持ちにさせます。使い魔でありながら、小夜を陰ながら守っていく野火。

 

「使い魔」現世と神の世の狭間にある「あわい」と呼ばれる空間で生まれた霊獣「霊狐」。かつて神々を祀っていた一族とその血を引く者だけがなり得る人間の霊能力者「呪者」。武者が呪者に魂を渡し、「獣の心と強さ」を宿した者達。敵国に派遣され、諜報活動を行っている「葉陰」など、様々な設定が、上橋ワールドに引き込まれていく。

 

「木縄坊」のようなキャラクターもこの物語に、いい味を出してくれている。

 

最後が印象的だった。本当にあたたくなる最後には本当に胸をなでおろしたストーリーだった。

 

本当に楽しませてもらいました。

分類

評価

コメント

ファンタジー小説 狐笛のかなた

何とも言えないあったかい小説。野火の純愛が嬉しくなります。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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