彼女は存在しない|浦賀和宏|おすすめ小説ランキング

彼女は存在しない|浦賀和宏

彼女は存在しない|浦賀和宏 辛口感想

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。

 

浦賀和宏は、近親相姦、同性愛、カニバリズム、オタク文化など、タブーを小説家として有名なんだそうです。私はこの小説が初めてでした。

 

小説の流れは、テンポが良く、割と謎的なものが多いので、どんどん先に進める内容でした。多重人格をテーマにした作品で、主人公の由子=亜矢子のそれぞれの人格が起こす行動は読んでいて目が離せない。

 

この小説は、由子=亜矢子、兄の根本有希、香奈子のそれぞれの視点で書かれていて、それが最後のどんでん返しにつながっていくのですが、途中までは非常にテンポよく読めていたのですが、人が殺される頻度が早くなっていくほど、ちょっと違和感を感じるものがありました。

 

浦賀和宏のプロフィール(WikiPedia)にもありましたが、自身の作品をパロディ的にとらえた『浦賀和宏殺人事件』において「あいつの小説、なんかある度にすぐに人を殺して食うんだよ!」という台詞があるように、ちょっとストーリーにはそぐわないグロテスクな部分もあり、(私はグロテスクなものも受け入れるタチなのですが)ちょっと突飛な感じもしました。

 

最後の展開は、多重人格を扱うにふさわしいラストといえるのでしょうが、あまりにハマりすぎていて、ちょっと新鮮さがないように感じました。

 

ただ、新しい作家の作品を読むときは、ちょっと違和感を覚えると一旦手が止まってしまうことが多々ある中で、最後まで一気に読めてしまった飽きさせない展開は、面白かったなと思います。

分類

評価

コメント

ミステリー小説 彼女は存在しない

読み始めると謎が多く一気に読んでしまう作品。最後が複雑で…。

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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