ららら科學の子|矢作俊彦|おすすめ小説ランキング

ららら科學の子|矢作俊彦

ららら科學の子|矢作俊彦 辛口感想

第17回(2004年) 三島由紀夫賞受賞。
男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放を経て30年ぶりに帰国した男を匿う組織と蛇頭の抗争。幼くして別れた妹の行方は?

 

主人公“彼”が、30年間暮らした中国から蛇頭の船に乗って来日。そして蛇頭から逃れて昔の友人である志垣のもとへ。志垣はヤクザまがいの会社の社長として幅をきかせていて、そのまま志垣のすすめるまま住むところやお金を与えられ東京で過ごす。ちょっと都合がいいかと感じるシチュエーションではあるが、志垣の部下である瀬島や傑(ジェイ)との会話や付き合いはなんとなく気にかかる。また、出会った女子高生においても同様だ。

 

志垣にいたっては最後までハワイに滞在して毎回電話での会話にとどまる。

 

瀬島はホテルを任せられていることからホテルのロビーでの会話。

 

傑は一番行動をともにするが、最後の最後まで、主人公のすべてを知っているわけではない。

 

たまたま出会った女子高生に至っても微妙な関係だ。

 

中国に行った訳、殺人未遂を行った訳、中国で過ごした30年間の断片。

 

ストーリー全体に言えることだが、ものごとすべての把握ができずぼんやりとした状況が続くのは私だけだろうか。

 

また、物語全体が結構主人公の都合よく(というよりスムーズに進み過ぎている感がある)。

 

女子高生があれだけ主人公に興味を覚える理由がわからない、また、傑の彼女である礼子は主人公との会話が妙にかみ合う。ゲバラやウッドストックやら…。それはちょっとないだろうと思わずにいられない。

 

結局、最後まで読んではみたが、イマイチ釈然としない状況がすべてにおいて残った。

 

主人公の30年間の暮らしの意味、帰ってきた理由、女子高生との関係、志垣との関係、妹との関係、そして妻を探しに行く意味。

 

うーん。ちょっと期待はずれかなと思います。

 

ひとつだけ、傑と主人公との関係は嫌いじゃなかった。

分類

評価

コメント

ミステリー小説 ららら科學の子

著者が構想に15年をかけた力作。読みやすくどんどん読みすすめる、ただ迂回した文章表現が…

ランクの目安は下記を参考にしてください。

「やめとけ!買うというより読んじゃダメだ。」というレベル。

「やめた方がいい。買うと損するぞ。」というレベル。

「時間があったら読んでもいいんじゃない。」というレベル。

「割といい感じだと思う。」というレベル。

「すごくいいぜ!読む価値あるよ。」というレベル。

「絶対読んで!何が何でも読んでね。」というレベル。
選定した本及び感想については大きく偏っている可能性もありますが、実際に読みたかった本や話題の本などを自分の好みに合わせて読んでいるだけなので、何を意識したものでもありません。また、ここで記述されてある感想についても管理者自身の感想となりますので、何かを保証するものではありません。

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